いじめ、性被害、事件事故などのトラウマ出来事に出遭ったこどもさんや若いかたが対象です。まずはWISC-Ⅴを基本として、IESR、DESⅡ、UCLA心的外傷後ストレス障害インデックス(児童青年期用)もしくはCAPS5を用いて、トラウマ歴やPTSDの症状を評価します。評価の結果をもとに、適切な対応策を提案します。例えば、「解離から解放されたい」というニーズがある場合は、PE法を使用するときもあります。相談員は全員、PE法について正式な研修(国立精神神経センターによるもの、武蔵野大学によるもの)を受けています。もちろんPE法を使用せずにサポーティブな相談を続けていくこともできます。

 トラウマユニットについては研究所付属相談室での対応となります。ご相談は家族相談(1回あたり100分)となります。またこどもさんのケアについては知能検査と心理検査を行なって問題解決に役立ていきます。

STEP1
初回の相談(家族相談)

こどもさんや若い人のトラウマ状況をお聞きします

STEP2
心理アセスメント(こどもさん)

知能検査と心理検査を行い、心の傷つきを把握します。

STEP3
2回目の相談(家族相談)

さらに必要なことをお聞きします。場合により2〜3回行うことがあります。

STEP4
総合的な助言(家族相談)

聞き取りと心理アセスメントの結果から総合して、助言を行います。

STEP5
PE法などの実施
IESR、DESⅡ、UCLA心的外傷後ストレス障害インデックス(児童青年期用)、CAPS5の施行は無料となりますが、WISC-Vの受検は有料(¥15,000-)となります。
 主訴が性被害の場合は、女の子さんには女性の相談員が、男の子さんには男性の相談員が対応します。